あきべえの、
(^-^)なコラム日記!
■http://akibee.hoops.ne.jp/uk/■
伝統的な国民イベント、プロムス

≪写真:ニューカッスル・プロムスのオーケストラ≫
今週の土曜日で恵花も満一歳。お誕生日会を兼ね、今月末で卒業する大
学院生達のお別れ会がありました。蒸気機関車祭りやプロムスに誘って
もらったり、めーさん帰国中に夕食をごちそうしてくれたりとお世話に
なった人たちなので寂しくなります。今回はそうした思い出を整理する
という意味も兼て、9月4日に開かれたプロムスについて書きたいと思
います。
プロムスとは、僕の辞書によると「Promenade Cencertの略で、聴衆が
立ったり遊歩しながら聞くコンサート」だそうです。毎年夏にロンドン
で開かれるBBCプロムス[1]が有名です。
BBCプロムスは「安い値段で、親しみやすく、本物の音楽を」という趣
旨の元、1895年8月10日に始まった伝統ある音楽コンサートです。CDに
もなっているしNHKのBSでも放送されるので、知っている人もいると思
いますが、今回僕が行ったニューカッスル・プロムスはちょっとそれと
は違っていました。
どう違うのかというと、BBCプロムスはロイヤルアルバート・ホールとい
う屋内で催されるのに対して、ニューカッスル・プロムスでは屋外、しか
も競馬場(!)で催されました。まさに、“遊歩しながら”コンサートを
楽しむことのできる環境のもとで開かれました。
≪写真:最前列で花見気分の我ら日本人≫
かといって、文字どおり歩きながらコンサートを聞くというのではなく、
各自が椅子・テーブル・ろうそく・ワイン等を持参してくつろいだ雰囲気
でコンサートを楽しみました。ちなみに日本人の僕たちは花見の感覚で、
ピクニック・シートにおにぎり、しかも一番前に陣取りました・・・。
難しい曲はなく、ほとんどスーパーマン・スターウォーズ・タイタニック
など有名な映画のサントラをオーケストラが演奏するというものでした。
アイリッシュ・ダンスやタップダンスありました。
プロムスはすごく国民的なコンサートなので、聴衆のほとんどが家族連れ
のイギリス人。みんなイギリス国旗を手にしていました。“誰が一番大き
な国旗を持っているか”という、コンテストもあり、優勝者の老紳士は、
テーブルクロスとして持参していた国旗を(机上の食器や燭台をせっせと
地面に降ろしてから)ステージに持って上がり、みんなの拍手喝采を受け
ていました。
≪写真:クライマックスで花火が揚がる。≫
さて、この“伝統的な国民イベント、プロムス”にはなくてはならないお決まりの曲があります。エルガーの「威風堂々」[2]、「エルサレム」、そして「ルール・ブリタニア」です。すべて「大英帝国はすごい!」というような国粋的な曲で、サッカーの試合とかでも歌われることがあります。広い意味での讃美歌でもあり、僕も高校時代、礼拝堂で歌わされました。日ごろ口をもぐもぐさせてまじめに歌わない高校生達も、この曲の時だけは元気いっぱい大声で歌いました。
以前見たBBCプロムスでは、これらの曲が演奏される時は聴衆全員が起立
してオーケストラにあわせて大合唱していました。今回のニューカッスル
・プロムスでも同じようなことを期待していましたが、みんな(イギリス
人は恥ずかしがりやだから)お酒が足りなかったせいか「聴衆全員の大合
唱」は聞けませんでした。それでもイギリスにしては珍しく大きな花火も
揚がり、イギリスの夏を飾るにふさわしい夜でした。
でも、雨が降ったらどうなっていたことか・・・だから神様に祈って讃美
歌を歌うのかな!?
あきべえ
PS 2000年6月10日には我がダーラムでプロムスがあります。友人によ
ると、そこでは「大合唱が聞ける」そうです。(注:7月から9月の間はイギリス全土でプロムスが開かれます)
参考:
[1] BBCプロムス99(英語) -- 歴史やチケットの購入など
[2]威風堂々(Land of Hope and Glory)がRealPlayerで聞けます。
●UK Nowの英国という国:現代英国を知るための100項目:スポーツ、レジャー、食べ物と飲み物という所にもプロムズに関する情報があります。
◆人名・地名の紹介◆
あきべえ:在英8年目。ダーラム大学院で勉強中。クリスチャン。
めーさん:あきべえの妻。教会の英会話に通う。
恵花(あやか):1歳!あるくあるく、ちょっと走る!
ダーラム:イギリス北部の小さな大学街。世界遺産の大聖堂あり。
◆あきべえへメール◆


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