あきべえの、
(^-^)なコラム日記!
■http://akibee.hoops.ne.jp/uk/■
昔は2時間のサマータイムがあったんだよ
場所はコーヒー・ルーム。
「今日はティーにしようか、いや、やっぱりコーヒーか・・・?」
と“博士論文よりも難しい問い”に迫られる瞬間であり、皆との雑談を
楽しむ時でもあるコーヒー・タイム。毎日2回、15分ずつあります。み
んな、各自お気に入りのマイ・マグ(コップのこと)を持って、好きな
所に集まって話します。
忙しいはずの教授も毎回せっせとコーヒー・ルームにやって来ます。授
業と重なる時は授業を早く終わらせて
「まにあったー」
とか言いながら僕たちの輪に入ってきます。まるでコーヒー・ルームで
のユーモアとウィットに飛んだ雑談の中に生きがいを感じているのかの
ようです。
≪写
真:ユーモアに富んだ会話を楽しむ教授2人≫
そこで、教授が一言
「昔は2時間のサマータイムがあったんだよ。」
夏の間、時計を1時間進めることで日照時間を有効に使う(夜遅くまで
明るい)システムであるサマータイム。それを2時間進めるだなんて!
でも我が研究室・・・いや、大学の“ずのう”であり、数年前までは学
部長(Head of Department)であった教授(Professor)の発言を疑う
人はいませんでした。
*
サマータイム(Daylight Saving Time/Summer Time)は1916年、イギ
リスで始まりました。
ある早朝、ウィリアム・ウィレット(William Willett)がクライドン
で
ドライブを楽しんでいると、日は上がっているのに近くの家はカーテンを
閉めきっているのに気がつきました。
「もったいない。せっかく太陽が出てるのに。」
と、いかにもイギリス人らしい発想から、サマータイムは始まりました。
≪写
真:サマータイムが終わり、紅葉も終わりに近づく≫
第1次世界大戦を経て「サマータイムはエネルギー節約に効果がある」と
いうことが分かり、第2次世界大戦の時(1940-1945)はずっとサマータ
イムが導入されました。その大戦中の夏はさらに1時間進めた“ダブル・
サマータイム(Double summer time)”まで導入。これが教授の言ってた
“2時間のサマータイム”の正体です。それにしても、“時”をも戦争に
使うとは・・・
日本でも戦争後の1948年、石炭・電力不足のため、GHQの指示によりサ
マータイムが導入されました。しかし、法律制定から実施まで3日間しかな
かったこともあり、多くの国民の反対を受け、1952年に廃止されたそうで
す。
*
サマータイムによって時間が変わるのは日曜日の朝1時。月曜日まで時間
が変わったことに気がつかない人はまずいないので、仕事や授業に遅れる
といった言い訳は通じません。社会的な支障はきたしません。
ただ、教会に遅れていくということはありますのでご注意を。僕は礼拝が
終わったことに気づかないで教会にドシドシと入っていって「まだ始まら
ないのかな〜」と10分ほどふんぞり返っていた経験があります。もちろん
笑ってごまかしました。
教訓:神の前では泣け、人の前では笑え(ユダヤの諺)
あきべえ
◆関連サイト◆
●地球環境と夏時間を考える国民会議
●It's all about Time【英語】
●Greenwich2000【英語】
●California Energy Commission【英語】
◆人名・地名の紹介◆
あきべえ:在英8年。ダーラム大学院で勉強中。クリスチャン。
めーさん:もと奈良市役所のおねえさん。国民年金のプロ。
恵花(あやか):13ヶ月。機械いじりが好き、でも飽きっぽい!
ダーラム:イギリス北部の小さな大学街。世界遺産の大聖堂あり。
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