あきべえの、
(^-^)なコラム日記!
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英国人は世界で2番目によく働く?

昨夜、めーさんと恵花が日本から帰ってきました。車で40分の所にある ニューカッスル空港まで迎えに行きました。まだ歩きはじめたばかりの 恵花は頻繁にこけたりひっかいたりするらしく、生傷の絶えない“男ら しい”顔つきに!しかも1ヶ月しか離れていなかったのに、もう僕のこ とは忘れてしまったようで、抱っこしたら泣かれてしまった・・・(涙)

さて、(気を取り直して、)先週読者の方から興味深い情報を教えても らいました。外務省のホームページにある「高等教育への進学率の高い 国」ランキング[1]でなんと、イギリスが第1位だということです! まったく想像もしていなかったので、びっくりしてしまいました。(ち なみに2位はアメリカ、3位は日本)今まで、「イギリスについてなら ある程度分かってる」とひそかに心の中で天狗になっていました。

しかも、そんな鼻の折れた天狗をさらに奈落の底に突き落とすようなラ ンキングが同ホームページにありました。「労働時間の多い国」です。 1位韓国・・・で、なんと2位はイギリス!(3位アメリカ、そして日 本は8位)まったく、僕の認識とはかけ離れた結果にがく然としました。

≪写真:研究グループの同僚。ポーランド人化学者。≫

というのは、少なくとも僕の周りのイギリス人は、そんなに働いていな いように見えるからです。(ごめんなさい、でもホンネです。)大学関 係者に限って言うなら、しっかりと休みをとります。1年に、最低5週 間は休みがあり、ちゃんと休むので働いていないように見えるだけかも しれません。

たとえばソニーとのミーティングでのこと。最後に次の日付を決める時 になり、みんな学会やら社内会議やらで忙しいけれど、どうにか時間を 工面しようとしている時に、うちの教授は一言「あ、その月は孫に会い にニュージーランドに行く予定だからだめ」とか言います。「あ、そう、 じゃあ・・・」とみんなも全然気にしていない様子です。

その他にも、僕がこの7月、「スコットランドにキャンプに行きたいの ですが1週間休んでもいいですか」と指導教官に尋ねたら、「1週間! そんな遠慮しないで2週間でも3週間でも休んでいいんだよ」と言われ こともあります。

中でも僕が一番びっくりしたのは、同じ研究グループのインド人が、 「1年間お休みをもらわなかったから2ヶ月休むんだ」とか言ってイン ドに帰ってしまったことです。「え、クリケットのワールドカップを見 に家に帰ったり、病院に行くために職場に来なかったり、風邪を引いて 1週間休んだりっていうのは“休み”に入らないの?」と思って目が点 になりました。

≪写真:同僚のイギリス人物理学者とインド人化学者。≫

こういう僕も、去年出産に立ち会うために2ヶ月日本に帰っていたので 偉そうなことは言えません。・・・そう、イギリスにはまさにこのよう な“僕も休みたい(休んだ)から君ももちろん休んでいいよ”というよ うな土壌があるのです。

こんな環境に暮らしている僕なので、外務省のランキング(94年度版) にはとうてい賛成できませんでした。ということで最新の統計を手に入 れにデータ元の国際労働機関のホームページへ。そこにはできたて(99年9月) の報告書[2]がありました。

1位アメリカ、2位日本、イギリスは・・・6位!

ほっ。(安堵のためいき)これで天狗の名誉も挽回・・・かな? それにしても5年前のイギリス人はそんなに働いていたのでしょうか? まだ信じられません。

もしかして、僕たちがいっぱい休んだせい?

あきべえ

参考:
[1]外務省 世界いろいろ雑学ランキング
[2]国際労働機関


◆人名・地名の紹介◆
あきべえ:在英8年目。ダーラム大学院で勉強中。クリスチャン。
めーさん:昨年結婚。一時帰国より帰ってくる。寒いらしい。
恵花(あやか):12ヶ月。8歩歩けるようになる。
ダーラム:イギリス北部の小さな大学街。世界遺産の大聖堂あり。

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