あきべえの、
(^-^)なコラム日記!
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ダーラム大学のサイエンス祭り

液体窒素で花を凍らすお姉さんダーラムでサイエンス祭がありました。 理系離れの進んできているイギリスでも、“なんとか科学に興味を 持ってもらおう”という試みで4年ほど前から始まった。大学院生 の僕にも“科学の発展に貢献しないか(=手伝わないか)?”とい う話がきた。ちなみに時給は1600円で、イギリスにしてはいい方。 なんにしても、僕も“物理の面白さ”はみんなに知ってほしかった から二つ返事でOK。どんなことをしたかというと、コーヒー牛乳を液体窒素で冷やしてアイスクリームにしたり、アフリカの巨大カタツムリを触らせたりと、なかなか面白い。僕は衛星放送や風力発電のデモンストレーションをしたり、虹のできかたを説明。

で、なんと4日間で理学部の院生達がさばいた人は1000人以上!? はたしてダーラムのどこにこれだけの人がいたのか?(ちょっとお おげさ?)昼間は近くの中学校がバスで学生を送り込み、夜は教育 熱心な親が子供を連れがやって来た。子供よりも目を輝かせて僕の説明を聞いてくれた親もいて、びっくり!でも嬉しかった。


アフリカの巨大カタツムリをN 徂辻判ッ鰻 僕のイギリス人の子供に対する“食わず嫌い”もなくなった。はじめ、「イギリスの子供はちょっと苦手なんだよなぁ」なんて思っていた。でも、ふだんどんなに仲の良い友達でも(ほんのチョットだけど)無意識の中で“あきべえは日本人”っていう気持ちがあると思う。で、僕は僕で、“僕は日本人だ”っていうアイデンティティーを少なからず持って生活している。それが、小学生の子供に、“ただのお兄ちゃん”という純粋な気持ち(だと僕は感じた)で接してもらって、なんだか新鮮ですがすがしかった。良いとか悪いとかじゃないんだけれど、「やっぱり大人になるにつれ、無意識のうちに人をカテゴリー分けするようになるのかなぁ」なんて生意気なことを考えてしまった。“将来の子供たちのために”とか言って、実は“僕のため”になった4日間でした。


あきべえ



◆人名・地名の紹介◆
あきべえ:イギリス7年目。ダーラム大学院で勉強中。
めーさん:あきべえの妻。奈良市役所のお姉さん。
ちび太 :まだ中性!?めーさんのお腹は4ヶ月目。
ダーラム:イギリス北部の小さな大学町。世界遺産の大聖堂あり。

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あきべえ

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