あきべえの、
(^-^)なコラム日記!
■http://akibee.hoops.ne.jp/uk/■
イギリス的な引越しで気をつけること
≪写真:ダンボールで遊んだりするからかたずかない。≫
あきべえ一家が引っ越しました。
海外に住んでいるせいか、それとも単に学生だからか、イギリスに来て
から毎年数回の引越しを経験してきたわけですが、今回は1番大掛かり
な引越しでした。3週間たった今も部屋の中にダンボールが転がってい
ます。
*
以前住んでいた2DKフラットは、新しくて大聖堂が眺めが奇麗だったの
で非常に気に入っていましたが、不動産屋さんを通して借りていたこと
もあって家賃が350ポンド(6万円)と少々高め。研究室まで徒歩50分
もかかっていました。今回移った2DKフラットは大学の家族寮。少し古
くて家賃も270ポンドと少々安い程度なので、始めは引っ越そうかどうか
迷っていました。しかし徒歩で研究室まで20分、街まで5分、教会まで
4分。ご飯時になると中国・インド料理の匂いが(イギリス料理の匂い
は?)どこからともなくし、耳を澄ませばアラビック音楽が聞こえてく
る。将来自分でお店やさんを開こうと心ひそかに願っているめーさんは
「世界中の料理をマスターするチャンス!」と意気込む。で、「それじ
ゃぁ」ということで引越しに踏み切りました。
≪写真:眺めが良かった前のフラット。真ん中には大聖堂が見える。≫
始めは2人で1週間ほどかけてぼちぼち荷物を運ぶことにしていました
が、引越しの日が近づき、無念にも僕とめーさんが風邪で弱りはててし
まいました。そこで金曜日になって、急きょ15人ほどの友人に「あした
空いてる?」と電話して、忙しいなか手伝いに来てもらうことになりま
した。
ところが!鍵をもらいに大学に行くと
「新しい冷蔵庫とベッドがまだ来てないから来週の月曜日にしてね」
と一方的に引越しの延期を宣告されました。ねばったすえ一度は引き返
したものの、30分後*えらいひと*に電話して
「明日は週末で、何十人もの友人に引越しを手伝ってもらうことになっ
ている。この日を逃すと僕たちだけでは荷物の運びようがない。せめて
一部屋だけでも荷物置きのために使わせてもらえないか。そうすれば取
り合えず荷物だけ明日移動してもらうことができる。」
と頼み込んで、なんとかOKをもらい、土曜日の引越しにこぎつけました。
当日手伝ってくれた人は日本人を始め、イギリス人、ドイツ人、スイス
人、韓国人、イラン人、インド人、カナダ人。車を出してくれた人、洗
濯機などを始めとする重い荷物を運んでくれた人、寒い中荷物を見てい
てくれた人、1日中恵花の面倒を見てくれた人・・・。僕の結婚前の引
越しは車1台ですんでたのに、今回はなんと4台の車で3往復もしてし
まいました。買ったもの、預かっているもの、譲り受けたもの、借りて
るもの、拾ったもの・・・。いったいどこからこれだけの物がわいてき
たのか、申し訳ないほどの荷物の量でした。皆さんの暖かい親切には心
より感謝します。
*
大学の家族寮は営利目的でない(もしくは僕たち学生を信用している!
?)せいか、不動産の時とは比べものにならないほど手続きが簡単。た
とえば前のフラットの付属家具リストには「カーペット・アラーム・ボ
イラー・電気の傘(lightshade)・備付け洋服棚」など56品目について
こと細かく書かれてあったのに対し、家族寮の方にはボイラーもカーペ
ットもカーテンも載っていません。デポジットや家賃支払も2・3日の
遅れはおおめに見てくれるというカジュアルな(ダーラム的な)雰囲気
の中での契約(contract)を結ぶわけです。
ただ、その契約がカジュ